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地上作戦開始から2日目~ガザより

 曇り。

 イスラエル軍は徐々に地上作戦をガザにおいて拡大している。作戦開始から2日目を迎えた。ネタニヤフ首相はハマスを壊滅させるため、「長く、つらい戦争になる」と話した。包囲された居住地は混乱が広がっている。

 イスラエル軍の広報担当者は日曜日、イスラエルはガザにさらなる軍隊を送り、戦闘作戦を北部地域で展開していると述べた。計画にのっとり、戦争の段階を進めている模様だ。

 報道官によると、ガザ地区において電話とインターネット回線は回復しているという。

 国連は、数千人のパレスチナ人がガザの倉庫に押し入ったという。ガザ地域における秩序が崩壊しつつある。

 イスラエル軍は三週間にわたり、ガザ地域を空爆している。10月7日の攻撃では1400人のイスラエル人が死亡し、75年間に及ぶイスラエルの歴史上、最悪の結果となった。ハマスは依然として229人の人質をとっている。

 一方、パレスチナ側の死者は7703人に及んでいる。イスラエル軍は金曜の夜、歩兵や戦車をガザ地域に展開し、複数の拠点を築いている。

 問題は今回の衝突が中東全体の緊張を高めるリスクがあることだ。イランのライシ大統領は旧Twitterにおいて、イスラエルの犯罪はレッドラインを超えたと述べた。

 土曜日の夕方にエルサレムで開かれた会見において、ネタニヤフ首相は戦争は第二ステージに入ったと述べた。目的は明確でハマスの軍事的能力及び統治能力を破壊し、人質を取り返すことだ、という。

 ただ、大規模な地上侵攻というよりも、低強度の戦争であるという。

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