米国債の金利上昇が止まらない。16年ぶりの高水準である。工場関連の指標は力強く、世界の債券市場は売り一色である。
ベンチマークとなる10年国債の利回りは0.13％ポイント上昇し、4.7％をつけた。2007年以来の高い水準である。製造業関連の指標が予想以上に好調で、米国経済はよい状況にあるとの投資家の信念を強めている。
世界の債券価格はここ数週間、下落している。各国の中央銀行は金利を長い期間、より高い水準で維持し続けるとの見方強まっているからだ。米国経済の成長が力強いものになるとの兆候もみられている。
当初考えられていたよりもハードランディングにならないとの見方が強まっている。
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