失速する中国経済 - 英字紙ウォッチング

　曇り。

　Amazonプライムビデオのビジネスモデル。

　中国経済のコロナ後からの回復が鈍い。世界経済に影響も与えている。世界中の企業の決算発表を集計すると、中国に対する懸念が特徴としてあがる。中国は過去数十年間、化学品から自動車、ヘルスケア、旅行に至るまで世界のすべての市場をけん引してきた。

　中国の需要がさえない、と米国の半導体製造業者は話す。英国の衣料品イ―コマース業者も、中国経済の回復はみんなが考えていたほど、爆発的ではない、と明かす。

　今年の第2四半期の中国経済は勢いを失っている。輸出が落ち込み、小売り売上も弱い。そして、不動産セクターの不振が成長の重しになっている。

　GDP成長率は0.8％に過ぎない。第1四半期のそれは2.2％だった。世界第2位の経済圏が直面している困難さが世界経済の成長にとって障害となっている。

　中国政府当局は経済を刺激するため、金融市場改革パッケージを打ち出した。政策金利も引き下げている。しかし、期待以下の内容だった。消費は上向かず、輸出は落ち込んだまま。先月の消費物価はマイナスとなった。

　ジャクソンホール会合。3日間にわたる会合において、政策当局者は経済関係と政府への信認低下に懸念を示した。新たな「プレイブック」が緊急に必要であると結論づけた。