雨。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁。金利はより高く、高金利の期間もより長くなるとの見通しを示した。米国だけでなく、世界的にインフレがしつこくなっている。
Fed幹部の金利見通しに関する考えが揺れ動いている。インフレ圧力が予想よりも強く、世界経済のトレンドも物価上昇圧力を高めているせいだ。金融引き締めの水準は高く、また想定よりも長く続く可能性が出ている。
サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は土曜日、プリンストン大学で講演し、次のように述べた。
「高いインフレのエピソードを背景に置くと、今以上に金融引き締めを行い、かつその期間を長く維持することがおそらく必要になるだろう」
Fedにとっては物価安定を取り戻すことがマンデートであり、国民も望んでいることである、と。
Fedの他の幹部からも、デイリー総裁と似たニュアンスのコメントが相次いでいる。幹部連中はタカ派的になっている。米国のインフレ指標は考えられていたよりも物価上昇圧力の強さを示している。
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