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バイデン大統領のウクライナ訪問

 快晴。

 バイデン大統領がウクライナを電撃訪問した。ウクライナへの支援を約束した。ロシアによる侵攻から1年を迎えるのを前に、周到に準備されたようだ。

 バイデン氏は意表を突いて月曜日にキエフを訪問した。1年を迎え、アメリカの関与を示す狙いがある。セキュリティの観点から数ヶ月にわたって周到に準備され、バイデン氏は5億ドルの新たな軍事支援を行うと宣言した。

 西側諸国はキエフ政府に対してどこまで付き合うのか、議論を続けている。80歳になるバイデン大統領は再選の可能性をかけ、訪問に踏み切った。ウクライナは数十億ドルに及ぶ軍事支援を素早く行うよう西側諸国に求めている。ロシアの侵攻は止まっているが、さらなる攻勢の準備を進めているからだ。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、バイデン大統領の訪問に感謝の意を示すとともに、会談が勝利を近づけることになると述べた。

 今回のバイデン氏の訪問は、過去の大統領訪問と類似している。イラクアフガニスタンでも同様の訪問があった。

 バイデン氏のキエフ訪問は空襲のサイレンが鳴る中で行われた。

 一方、共和党議員からは米国のウクライナ支援をどこまで続けられるのか、疑問視する声が上がっている。バイデン氏は今後数週間農地に議会に対してより一層の資金支援を求めるとみられている。新たに議会共和党のリーダーについたマッカーシー氏にとっては、そのリーダーシップが問われることになる。

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