英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ゴールドマンとモルガン・スタンレー

 曇り。

 ゴールドマンサックスとモルガン・スタンレー。資産運用部門の業績によって、両社の差が付き始めている。投資家は両社に対し、対照的な反応を見せている。ゴールドマンに対しては投資銀行部門の手数料収入の落ち込みを低く評価し、モルガン・スタンレーに対しては安定的なビジネスを行っているとして、高い評価を与えている。

 ジェームス・ゴーマンCEOのもと、モルスタはウェルスマネジメントやアセットマネジメント部門を拡大させ、利益を伸ばしている。しかし、ゴールドマンの方は従前からある投資銀行部門によるディールメイキングやトレーディングの利益に依存している。投資家はこれらの部門は先行きの収益が見込みにくいとして、あまり高い評価を与えていない。

 両社の投資銀行部門の手数料収入は半分に落ち込んだ。

 https://www.ft.com/content/bea23439-f30c-4d57-9704-0e36118a7268

 投資家の資金の流れが変わりつつある。米国株を回避し、欧州や新興国に資金を振り向けつつある。大手のファンドマネージャーは、2005年以来としては初めて、ウォールストリート株へのポジションを減らしている。

 https://www.ft.com/content/82830f9a-14b5-40ab-96f6-eba143f0d581