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日銀、サプライズ金融政策

 曇り。

 日銀のサプライズ金融政策。YCCの金利幅を拡大することを決めた。マーケットは驚き、鋭く反応した。日銀の動きを受け、円高が進行。日本株は大きく下げた。

 日銀が20日、投資家が予想もしなかった金融政策の根幹を変更した。通貨や債券、株式市場にショックが広がった。

 長く続くイールドカーブコントロール政策を変更する「ピボット」であるとトレーダーらは位置付けている。日銀は世界の中で唯一、超金融緩和策にこだわっている国である。

 ゴールドマンサックスの馬場エコノミストは、この決定は大きなサプライズ、と話す。というのも、来年春から新しい日銀総裁のもとで金利幅を拡大するとみていたからだ。

 円は急騰し、131円台をつけた。トピックス指数は1.5%低下した。10年債国債は20年ぶりに高騰し、一時0.47%をつけた。

 火曜日に起きた日銀の動きは、海外の大規模な市場にも波及した。米国の国債利回り10年ものは0.11%上昇した。英国の国債も同様な動きを見せた。

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