英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ディズニーvsアクティビストのゆくえ

 晴れ。

 アクティビストのサードポイントが、今度はディズニーに標的を定めた。ダニエル・ローブ氏が同社の株式を新たに取得したことが明らかになり、ディズニーの株価が上昇している。

 ローブ氏はディズニー社の抜本的な変革をあおっている。経営陣を入れ替え、スポーツテレビネットワークのESPNを売却することを求めている。また、大胆なコストカットも求めている。

 サードポイントとしては、ライバルのコムキャストから、Huluの持ち分を取得し、Huluを完全子会社とすべきだと主張している。

 ローブ氏はディズニーのCEOに宛てた書簡の中で、ディズニー社のコストは業界の中でもっとも高い、と指摘している。ディズニー社はビデオストリーミングサービスであるディズニー+に多くの投資資金を投入している。そして、今年コンテンツに投入する資金はおよそ300億ドルとみられている。

 2024年にはディズニープラスの収益目標に到達する、との予測を維持している。

 https://www.ft.com/content/5bfa9fd6-5df9-41d9-9309-85e50c9ee431

 原油価格が下落基調にある。米国と中国のデータが予想より弱いせいだ。

 月曜日の原油価格は下落に転じた。米国と中国の経済見通しが予想より弱いことが足を引っ張った。

 ブレント原油の価格は92.78ドルとなった。

 中国の小売り指標は7月、2.7%の伸びとなった。これは事前予想では5%程度と予測されていたので、弱い数字である。ゴールドマンサックスは、4月と5月のロックダウン以降、回復が停滞し、7月には若干下落している、と説明している。

 中国の中央銀行は月曜日、こうした成長停滞を再加速するために中期の貸出金利を引き下げた。

 https://www.ft.com/content/ae6bd709-fb25-48c7-a1a9-bec7ef509c1d

 中国の成長が減速しつつある、というWSJの記事。予想せぬ利下げも招いた。資産価格や若年層の失業率に影響が出ているという。

 7月の中国経済は停滞気味だ。ロックダウンが解除されたが…。

 今年秋の共産党大会を控え、政治的にはセンシティブな時期に入っている。その中の経済減速がどういう影響をもたらすか。

 https://www.wsj.com/articles/china-growth-slows-across-all-fronts-in-july-as-real-estate-weighs-11660545532?mod=hp_lead_pos2