曇り。
止まる世界人口の増加ペース。国連の報告によると、コロナウイルスの打撃を受けた欧州で減少が激しく、世界各地で減速が続いているという。
世界人口の増加率は第2次世界大戦後としては初めて、1%に満たない伸びとなった。同時に欧州については、全体の人口が実質的に減少に転じた。
61カ国の人口見通しは2050年までに少なくとも1%減少するという。社会が高齢化し、より良い健康状態で低い出生率が共存する事態がやってくる。
国連のグテレス事務総長が発表した国連の世界人口見通し。出生率よりも、健康のメリットにフォーカスした内容となった。幼児死亡率が劇的に減少し、ライフスパンが長期化した。
しかし、高齢者の割合が多くの国々で増加していることは、経済成長の阻害要因になり、公的支出も増加することになる。それは政治的にはますます難しい挑戦となるという。
人口成長率は減速していると言いつつ、今年80億人に到達する。インドは来年中国の人口を追い越す見通しであり、世界最大の人口大国となる。そして、2080年代にピークをつけ、世界人口は104億人に到達する。
欧州は2020年に74万人人口が減少し、1950年以降としては最大の減少幅だ。死亡者数が増加する一方、出生率が減少し、移民も少なかった。コロナだけがその原因ではない。というのも、欧州ではここ数十年、大半の国で出生率が極めて低いのだ。欧州の人口は2100年にかけて減少し続ける。
https://www.ft.com/content/6b131d91-1834-4243-bb8b-dc49060b1450
マーケットはドル高が継続。株価は停滞した。月曜日のマーケットは国債も価格は上昇した。トレーダーらの関心は米国の利上げと欧州におけるリセッションリスクに集まっている。
ドル円は137円をつけ、24年ぶりの安値を更新している。
https://www.ft.com/content/07cbb91a-5e68-45da-a796-d800cfaf9a2f