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パウエル議長、利上げ継続を否定せず

 晴れ。

 注目のFOMC。パウエル議長は積極的な利上げを続けることを否定しなかったようだ。

 パウエル議長は水曜日、マーケットが予想していたよりも一層アグレッシブな利上げの可能性を否定しなかった。唯一確実な約束は3月の利上げである。

 パウエル議長はFedが今年のすべてのFOMCごとに利上げを決めるのかという質問の答えははぐらかした。もしすべての会合ごとに利上げをする場合、7回の利上げとなる。その代わりに、中央銀行としては、「謙虚に、すばやく」データに基づいて判断すると述べた。

 先月の会合でFedは今年3回の利上げを示唆する見通しを公表している。会合後の記者会見でパウエル議長が示したタカ派の姿勢は、株式市場に売りをもたらした。国債利回りは上昇し、2年ものは1.16%をつけている。これは2020年2月以来の高い水準である。

 パウエル議長いわく、経済は前回の利上げサイクルだった2015年よりも力強いという。足元のインフレはFedが目標とする2%を十分に上回っており、労働市場も力強いと評価した。

 これらの違いが政策の調整にとって適切なペースを示唆していると述べた。労働市場を脅かさない範囲で利上げをする余地があると述べた。

 同時に今年のどこかの時点で、0.5%の利上げの可能性があるかどうかについてはコメントしなかった。通常は0.25%ずつの利上げである。

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