曇り。
バイデン政権が対ロシア政策をめぐり東部NATO加盟国と協議を続けている。一方で、米国がプーチン大統領と妥協するのではないかという恐怖も広がっている。
ロシアは国境の拡大を狙って、安全保障条約を結びたがっている。
バイデン大統領は木曜日に東部欧州のNATO諸国と40分間の会合を開いた。東部諸国の間では米国大統領がロシアと妥協するのではないかとの恐怖が広がっている中での会合である。
火曜日にバイデン大統領はプーチン大統領とオンライン会合を開いている。一方のプーチン大統領はウクライナとのロシア国境に大規模な軍事設備を設けている。米国の情報機関の分析では、これは侵略に使われる可能性があるという。
そのプーチン大統領はNATOはウクライナを加盟国から外すよう要求している。同時にNATOに対し、東部欧州での軍事展開をやめるよう求めている。
これは1930年代にナチスドイツと欧州諸国が宥和政策をとって失敗した歴史を想起させる。いったん妥協すると、さらなる侵略の欲望を掻き立てることになる、とエストニアの議会関係者は指摘する。
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