快晴。
Fedは毎月1200億ドルを購入していた資産買い入れプログラムを縮小することを決めた。テーパリングを11月から始めることになる。
今回の決定は米国経済にとって大きな節目となる。ここ数カ月間、Fedの内部では議論が続けられてきた。インフレ圧力が高まり、コロナ後の経済再開によって価格に敏感なセクターの動向がとくに注目されていた。
海外の多くの中央銀行も金融政策の引き締めに動いている。オーストラリアやカナダの中央銀行も引き締めに動いている。
木曜日にはイングランド銀行も政策決定会合を開く予定で、その決定が市場で注目されている。もし利上げに踏み切れば、2018年以来のことだ。
投資家はECBも来年にFedに追随するとみている。
経済の回復による消費者需要の増加とサプライチェーンの損傷が相まって、物価上昇に弾みをつけている。インフレが加速する期間も想定より長引いているのが実情だ。
賃料や賃金、労働力の不足がインフレ率を押し上げている。その結果、Fedが想定するよりも長くインフレが続くのではないかという観測が出ている。
11月のFOMCは力強い経済回復を受け、テーパリングを開始することを決めた。
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