快晴。
Fed幹部から、テーパリングのペースを速めろとの声が上がり始めている。クラリダ副議長はインフレを抑えるために中央銀行はより迅速に動く必要があると述べた。
Fedのクラリダ副議長は金曜日、大規模な資産買い入れプログラムからの脱却を急ぐよう呼びかけた。12月に行われるFOMCの焦点となりそうだ。
今月初め、Fedは毎月1200億ドル購入している国債とMBSを縮小することを始めた。今後も毎月150億ドルずつ減額していく。来年半ばには資産買い入れ額はゼロになる見通しだ。
同時にFedは経済情勢が変化すれば、テーパリングのペースを調整する用意があると述べた。金曜日にクラリダ議長はインフレが上振れするリスクに言及した。同時に2021年第4四半期の成長率は非常に力強いものになるだろうと述べた。
現在、足元と12月にかけてのデータを非常に詳細にみているという。
もしテーパリングのペースを速めることになれば、それは利上げの時期が前倒しされることを意味する。
金曜日にはウォーラー理事もテーパリングの加速を支持すると述べた。そして、もし必要であれば利上げに踏み切る柔軟性はFedにあると述べた。
こうした高官の発言に短期国債の価格は敏感に反応している。2年もの国債の利回りは7ベーシス上昇し、0.51%をつけている。
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