英字紙ウォッチング

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債券市場の奇妙な反応

 晴れ。

 米国のインフレ指標の動きに対して、債券市場が奇妙な反応を見せていることが投資家を惑わせている。

 規模の大きなインフレと米国債の買い(金利低下)が伴った動きが続いている。投資家は世界最大の債券市場で何が起きているのか、説明を迫られている。

 インフレは通常、債券価格にとって悪いニュースである。インフレは固定支払いの価値を侵食し、中央銀行はインフレ率を押し下げようと通常は利上げをするからだ。

 しかし、ここ数カ月はその関係がなくなっている。米国債の価格は大きく上昇している。10年債の利回りは過去3カ月間でもっとも低い水準に落ち込み、1.3%をつけている。3月に1.75%まで上昇したのとは対照的だ。

 https://www.ft.com/content/26f6be41-61b7-4db8-b190-90a1f26c1424