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ハイイールド債の投資は正解だったのか

 晴れ。

 米国のハイイールド債市場について。米国のジャンク債は2011年以来の好成績だった。利回りは低下し、価格は上昇。投資家はこのリスクの高い社債に傾斜している。

 米国のジャンク債に投資をする投資家は、7月は9年ぶりの好成績を上げた。Fedの支援策もあって、利回りに飢えた投資家がハイイールド債市場に流れ込んだ。

 ハイイールド債の価格は上昇し、利回りは低下した結果、このアセットクラスは4.78%のリターンを得られた。これは2011年10月以来の好成績である。

 平均的なジャンク債利回りは6.85%から5.46%まで低下し、1カ月における金利の低下幅としては2009年以来の大きさだ。2009年当時は金融市場が危機からリバウンドを始めた時期だ。

 利回りが低下しているのに、投資家はジャンク債に引きつけられている。債券市場の中でも比較的安全な商品とみなしているかのようだ。というのも、投資適格級の米国社債は2%を下回る水準まで利回りが低下しているからだ。

 Fedが先月、クレジット市場を支えるという手段を導入して以来、企業のデフォルトは緩和するとの期待が広まっている。これは実際にデフォルトや破綻が増えているにも関わらずだ。

 債券市場が開いている限り、企業は記録的な規模の資金を調達できる。

 ジャンク格付けの企業は、4月以降、1500億ドルの資金をすでに調達した。

 https://www.ft.com/content/5886cb87-721d-4c41-898a-a634500108ea

 観光地イタリアは、閑古鳥が鳴いているようだ。アマルフィやフィレンチェなど、著名な観光地は閑散としているという。

 https://www.ft.com/content/3665872b-9f70-4f6f-82a6-c685d4e63a86