曇り。
米国で住宅価格が急騰している。30年以上ぶりの急速なペースでの上昇だという。
米国の住宅価格の上昇ペースが4月に入って加速している。住宅需要は強く、居住用資産の不足が価格高騰を後押ししている。
S&Pケースシラー指数は、4月に14.6%も上昇した。3月に13.3%上昇したのに続く勢いである。ケースシラーのレポートによると、30年ぶりの高水準だという。
https://www.ft.com/content/88b4102f-a6d1-473a-8920-5e98b45661ae
マーチン・ウルフ。金融政策は格差解決の手段にならないと。
中央銀行は不平等の是正のために、何を行動に出るべきなのだろうか。仮にそうだとして、何をすべきなのか。
最近、これがホットなトピックスになっている。BISが最新の年次報告書の中で、中央銀行と不平等について取り上げている。
https://www.ft.com/content/449c4933-b6fa-4f1a-bb5d-28e59eef58c4
BISレポート。第2章で「金融政策における分配」と題されている。1980年代以降、経済の不平等が長期的に上昇し、それは構造的要因によるものが大きい。そして、それは金融政策が及ぶものではないとされてきた。しかし、金融政策はより平等な社会の実現に向け、今よりも寄与できることがある。インフレを低く保ち、経済の不安定さをなくすことによってだ。