曇り。
イランの新大統領と核軍縮合意のゆくえ。
イランの新大統領であるライシ氏は超保守派の法務官だった。勝利を半ば約束されたような選挙で大統領に選出された。ライシ氏の勝利により、バイデン氏は2015年の核合意に復帰させる機会が出てきたかもしれない。
米国の交渉担当者らによると、ライシ氏が就任する今後6週間のうちに、合意復帰に向けて交渉をする機会になりうるとみている。
ワシントンとテヘランの両方の見立てでは、大統領選だけでなく、核合意の交渉も背後にいる主役はイランの最高指導者であるハメネイ氏であるという。そして、ハメネイ氏が望むのは、イランの原油が市場から締め出される制裁の解除である。
