英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドル終焉論

 晴れ。

 ドル終焉論。もしインフレが加速すれば、ドルの信認を損なう可能性があるという。きっかけは大規模な財政刺激策である。

 今月、米国の億万長者、ドラッケンミラー氏がドルが世界で突出した基軸通貨の地域から脱落すると警告を発した。15年以内にそうした事態が起きるとの予言である。もちろん、彼のみが米国の過剰な需要とインフレが起きやすい環境を指摘しているのではない。

 その懸念は株式市場のここ2週間の動きにも表れている。ドルは少なくとも40年に及び、その終焉論が何度も語られつつも生き延びてきた。しかし、ドラッケンミラー氏の予言は単に無視するわけにはいかない。

 氏が見通すのは、複数通貨による通貨システムの時代が到来するとの予言である。

 https://www.ft.com/content/408d4065-f66d-4368-9095-c6a8743b0d01

 NYTブリーフ。インドのコロナ死者がいかに多いか。ジョージ・フロイド氏の死亡から1年から経った。しかし、実際の死者はもっと多いとされ、専門家の試算だと、実際の感染者は公式統計の15倍となり、死者数も2倍の規模になるという。

 https://www.nytimes.com/2021/05/25/briefing/india-covid-toll-george-floyd-biden.html