英字紙ウォッチング

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隆盛「米国株」

 快晴。

 まずはマーケットブリーフ。投資家はコロナワクチンの開発に楽観的になっており、株価は高値を更新した。

 米国株は金曜日に高値更新。幅広い銘柄が買われた。S&P500指数は1.4%の上昇。テクノロジー株は停滞したが、エネルギーや金融セクターが上昇した。指数を構成する銘柄のおよそ95%が買われた。

 一方、Nasdaq指数は1%の上昇だった。高値気味のハイテクセクターから資金が流出している。コロナワクチンの開発により、経済的により敏感な銘柄に資金をシフトしつつある。旅行関連株が上昇し、デルタ航空やユナイテッドなどが買われた。

 今週の米国株は上昇して引けることになった。株式ファンドからの資金流入に伴うものだ。投資家は今週、米国株ファンドに320億ドルを投資した。これは過去20年間で2番目に大きな資金流入となる。

 月曜日にあったファイザーとドイツのビオンテックの発表は、力強い内容であった。しかし、投資家のリスク回避姿勢は変わらない。というのも、コロナ感染者数の増加が止まらないからだ。アナリストらは、ワクチンの製造と配布には時間がかかるとみている。

 コロナワクチンの安全性への疑念を考えると、世界の人口の大半が安全になるのには非常に挑戦的な目標になるとみられている。

 https://www.ft.com/content/e96b1078-0c03-4668-8589-1bf107f415b9