なぜバイデン氏が地滑り的勝利、といかなかったのか。リベラル派はそのことを懸念すべきだ、という。民主党はトランプ的なものをすべて否定すべきだという。
経済的、公衆衛生上のショックを踏まえた後でも、アメリカ人はトランプ氏やトランプ主義を完全に拒否できなかった。たとえ、トランプ氏がバイデン氏にホワイトハウスを譲ったとしても、世界が注視すべきアメリカの選挙の教訓であろう。そしてそれは、アメリカのリベラル派にとっての教訓にもなる。
たしかに、2016年にヒラリー氏が敗北したときよりは、リベラリズムにとって、今回は僅差の勝利とはいえ、良いものだろう。しかし、地滑り的勝利といかず、上院で民主党が圧勝したとはいかないという点は、ひりひりするような事象である。4年前、民主党はいくつもの敗北の言い訳を行った。不人気な候補であったとかというものだ。
https://www.ft.com/content/bed6b8fa-56db-40a9-8948-3891a4eee9da
エコノミスト誌。これも、なぜトランプ氏が敗北したかでなく、なぜ民主党が勝てないか、に焦点を当てている。
トーマス・フリードマン。今回の敗者はアメリカ自身であると。
https://www.nytimes.com/2020/11/04/opinion/trump-biden-election-2020.html