英字紙ウォッチング

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混迷する民主党候補者選び

 晴れ。

 アメリカの民主党候補者選びが佳境を迎えている。サンダース上院議員が選挙戦を優勢に進め、バイデン前副大統領は打ちのめされつつある。

 ネバダ州の党員集会で圧倒的な勝利に力を得て、バーニー・サンダース上院議員トランプ大統領に焦点を展じつつある。サウスカロライナ予備選挙で勝利し、来週のスーパーチューズデーで一気にリードを広げる構えだ。

 サンダース氏は今週、サウスカロライナのメディアに毎日登場し、コマーシャルを大量に流していく計画だ。そして、サンダース陣営は上院議員のスケジュールを新たに組み、ライバルであるバイデン氏を一気に突き放す考えだ。

 しかし、サンダース氏による攻撃は、バラク・オバマ前大統領が忠実でないことを非難し、一層高まっている。そして、仮にサンダース氏が民主党候補となった場合でも、トランプ氏に勝利しうるとのメッセージを民主党員に送っている。

 リベラル派であるサンダース氏に対抗する7人の候補者たちは、分裂する穏健派の得票をサウスカロライナスーパーチューズデーで集めるべく、活動を続けている。そして、クロブシャー氏やブティジェッジ氏に対し、選挙戦から降りるような圧力も高まっている。

 https://www.nytimes.com/2020/02/23/us/politics/democratic-presidential-race-2020.html?action=click&module=Top%20Stories&pgtype=Homepage