曇り。
バイデン氏は、自身の当選が「疑いない」と述べた。事実上の勝利宣言である。
このバイデン氏の自信は、トランプ氏がリードしていた2つの接戦州で、そのトランプ氏のリードが徐々に縮小したからだ。2つの州とはペンシルバニアとジョージア。まだ集計されていない票は、民主党に有利だとみられている。
ペンシルバニアでは、トランプ氏は7万8000票ほどリードしているに過ぎない。ジョージア州におけるトランプ氏のリードはわずか9000票である。この2つのスウィングステートにおいて、まだ集計されていない票は郵便投票であり、しかも、民主党優勢のエリアである。
そして、バイデン氏はこう述べた。「集計が終わったとき、ハリス上院議員と私が商社であると宣言することは疑いがない。そして、皆さんには冷静になるように呼び掛けたい。投開票のプロセスはきちんと機能している。民主主義は時折厄介なものになるし、少し忍耐を要することもある。しかし、その忍耐は240年間以上にわたり、きちんと報われる」。
ペンシルバニアの責任者は、金曜日までには郵便投票の大多数がすべて集計されると述べた。大半の票は投票日に投じられ、その多くはトランプ氏に優勢の結果となった。もし、ペンシルバニアでバイデン氏の勝利となれば、この州には20人の選挙人が割り当てられており、バイデン氏の大統領当選が確定することになる。
一方、トランプ氏はいくつかのスウィングステートにおいて、集計を中止するように求めている。ツイートでもだ。同時に、訴訟も辞さないとしている。
アリゾナでは、武器を携帯したトランプ支持者数十人が水曜日の夜にデモを行った。
https://www.ft.com/content/b922453a-166c-446f-a50e-6727309b8375