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ギンズバーグはなぜ辞任を拒んだのか

 雨。

 米国の最高裁判事の後継者をめぐる続報。上院の共和党議員らは、トランプ氏の指名に投票するとはっきり述べた。ロムニー氏はトランプ氏の弾劾をめぐり、共和党の方針と行動を別にしたが、最高裁判事については党の方針に従うと述べた。

 トランプ大統領による最高裁判事指名の道筋が火曜日、共和党の有力上院議員の発言ではっきりしてきた。大統領の指名を支持するのだという。

 トランプ氏はホワイトハウスで土曜日に、空席の最高裁判事を公表すると述べた。宗教的な保守派で、48歳のアミー・バレット氏が有力だとみられている。

 共和党は上院において、53対47で過半数を握っている。共和党議員のうち、2人のみがトランプ氏に反対している。

 2016年のオバマ政権時代、最高裁判事を指名しようとした大統領側に対し、共和党の首脳は反対した。その際の理由は、選挙の年であり、指名は選挙で勝った方が行うべきだ、というロジックだった。

 https://www.ft.com/content/c925178f-8a8a-40e8-bd20-75e51154a6b9

 NYTの記事。ギンズバーグ判事(RBG)について。

 この記者がRBGに最初に会った2008年、ギンズバーグ氏は一つの風刺漫画を見せてくれた。1880年代の女性弁護士で、連邦裁判所に女性弁護士が入ることを拒んでいた時代、それを打開すべく努力した人のことだ。

 ギンズバーグ氏が1956年にハーバードロースクールに入ったときも、その時代の障壁に彼女はさらされた。

 そして、87歳でギンズバーグ氏が亡くなると、多くのリベラル派の間で議論を巻き起こした。なぜギンズバーグ氏はオバマ時代に辞任しなかったのか。

 後任判事をだれにするかは、今後数十年にわたり、アメリカの法曹界を左右することになりそうだ。

 https://www.nytimes.com/2020/09/21/magazine/ginsburg-successor-obama.html?action=click&module=Top%20Stories&pgtype=Homepage