英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

対イスラエル和平の標的・サウジ

 晴れ。

 サウジアラビアが、米国が狙う、次のイスラエル関係改善のターゲットになっている。大統領側近のクシュナー氏との緊密な関係にも関わらず、サウジはUAEに続こうとはしていない。

 トランプ大統領の女婿であるクシュナー氏は、先週明らかになったイスラエルUAEの関係改善の仲介役となった。そして、次のターゲットとしてサウジアラビアに注目している。しかし、クシュナー氏とサウジのサルマン皇太子との親密な関係にも関わらず、サウジとイスラエルの関係改善は非常に厳しい交渉になりそうだ。

 サルマン国王はパレスチナ支持者であり、その状態が続く限り、イスラエルとの関係改善は起きそうもない。

 トランプ大統領が就任して以降、クシュナー氏は湾岸諸国の若い世代のリーダーたちと関係構築に努めてきた。UAEを始め、サウジアラビアの皇太子らだ。2018年にカショギ殺害事件が起きたときも、クシュナー氏はサルマン皇太子を支持する側にまわった。

 https://www.ft.com/content/738e3ee1-e356-4a28-bbd3-e905c572546e