曇り。
ヘッジファンド業界。コロナウイルスの影響で特に小規模企業に厳しい、淘汰の波が押し寄せているようだ。
アメリカの大手ヘッジファンドであるミレニアム・マネジメントやシタデル、ポイント72アセットなどがコロナウイルスの中で、勝ち組として生き残りつつある。
これまで投資家のいくつかにとって障壁となっていた高い手数料は、ヘッジファンド業界が弱気相場に移行しつつある業界から逃げ出し、有能な人材を採用する助けになっている。
つまり、ヘッジファンド業界は少数の大手企業が支配する寡占状態に陥りつつあるというのだ。相場の変動が高まっている期間は、より大きなマネージャーがうまく運用できる、という。
大規模なヘッジファンドは過去のようにリターンを生み出せていないというフラストレーションがあったが、小規模なファンドはこうした不満はより高まっている。
確かにここ数年、大規模なファンドが規模を一層大きくしつつあった。大手機関投資家の要求レベルが上がり、規制コストも増したことで、小規模ファンドが追い出されていた。
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