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好調なJPモルガン決算

 雨。

 米国の大手金融機関の決算発表が始まった。JPモルガンチェースは、記録的な利益を計上した。トレーディング関連の収益が好調だった。

 資産規模で全米最大のJPモルガンは火曜日、決算を発表した。2019年の純利益は364億ドルで、前年比12%の増加。アナリスト予想を大きく上回った。

 ROEで19%という数字は2007年以降では最大であり、金融危機後の収益力は大きく回復したことを見せつけた。金融危機後、安全網を強化するために規制資本は1000億ドルを増やしたにも関わらずだ。

 同じ金融機関であるシティグループの決算は良好だったが、スキャンダルに揺れるウェルズファーゴの決算は失望させる内容だった。

 JPモルガンは今後も、企業金融や投資銀行部門のスタッフを増やし、中国におけるジョイントベンチャーを拡大することで、収益のより一層の改善が見込めるとCFOは語っている。さらに、米国の新しいエリアにおいて、チェースブランドの店舗を開設し、クレジットカードビジネスのシェアを拡大していく。

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