英字紙ウォッチング

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投資家説明会に臨むゴールドマン

 曇り。

 ゴールドマンサックスの投資家デイ。厳格な財務上の目標を掲げることを回避している。ソロモンCEOは、あえて株主を失望させるようなリスクをとろうとしている。

 収益目標を設定することを回避するのは、経営陣に景気後退時の努力の余地を残すためであるが、株主の失望を招く危険性がある。

 大株主を招き、1月に開催するイベントの最終準備を進めている。ゴールドマンは、最近推し進めている消費者銀行ビジネスではなく、コアとなるウォールストリートビジネスに投資家の関心を集中させようとしている。消費者銀行ビジネスが収益に大きな影響を与えるのには10年程度の時間がかかるためだ。

 発表の中心に考えているのは、アセットマネジメント分野でのトップ企業になることだ。ブラックストーンのようなライバルは、1350億ドルの運用資産に、新たに新ファンドを設ける考えだ。

 ソロモンCEOの計画は依然として流動的な面もあるが、すでに主要な決定はなされている。固定的なROE目標を掲げるのではなく、景気循環を通して収益をあげていく目標にする。というのも、トレーディングや投資銀行業務は市場のコンディションに大きく左右されるからだ。

 しかし、ゴールドマンの株価は歴史的にも低い水準にとどまっている。ここ数年、ライバル銀行よりも業績は下回っており、今第3四半期のROEは9パーセントにとどまっている。JPモルガンのそれは15パーセントだ。

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