曇り。
ゴールドマンがウェルスマネジメント事業を、一般消費者向けに拡大する計画を立てている。ロボアドバイザーを使い、最低5000ドルから投資できるようにする。
来年から新サービスを始める。デジタルのウェルスマネジメントサービスだ。デビッド・ソロモンCEOのもとで、メインストリートに近づく戦略を進めている。
5月にゴールドマンはウェルスマネジメントサービス会社のユナイテッド・キャピタルを買収した。この会社がロボアドバイザーの新サービスを提供する。投資金額は5000ドルから1.5万ドルの3タイプを用意する。
伝統的には100万ドルから1000万ドルの投資資産を持つ顧客を相手にしていたが、より少額の資産を持つ投資家を対象にする。位置づけとしては、将来顧客になりそうな人とのパイプラインを築くことにある。
ゴールドマンはすでに、マーカスを通じて大西洋の両岸で家計へ貯蓄口座や個人金融サービスの提供を始めている。フィクストインカムトレードなど、伝統ビジネスの低迷を部分的に補う戦略である。
ゴールドマンは来年1月29日に、長らく待ち望まれていた投資家デーでソロモン氏が登場し、新しいビジョンを語る。その場において、ソロモン氏は投資銀行やトレーディングをルーツとする会社からの決別を宣言する見通しだ。
https://www.ft.com/content/56eb2fa8-1931-11ea-97df-cc63de1d73f4
Fedが次のリセッションにおいて、可能な行動は限定的であるという指摘。通常の金融政策でできることは限られている。
限定的な理由は簡単なことで、政策金利のレンジが150~175ベーシスポイントしかないからだ。金融危機前は、典型的なパターンは金利を500ベーシスポイント引き下げることにあった。
そして、Fedは金利をマイナスに下げるようなことはしそうにない。マイナスにすると、MMF市場に混乱をもたらすからだ。また、マイナス金利は銀行に対する課税を意味し、そうした課税をする権利は議会にしか存在しないからだ。
そうすると、この伝統的な金融政策の手段が尽きると、残るのは非伝統的な金融政策ということになる。量的緩和や信用緩和、イールドカーブコントロールやフォワードガイダンスなどである。
https://www.ft.com/content/bf27e0f0-1820-11ea-b869-0971bffac109