英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

スターバックスを通してみるアメリカ経済

 曇り。猛烈な台風だった。

 カフェイン取りすぎのアメリカ企業。スターバックスは世界最大のコーヒーチェーンというだけではない。アメリカ経済の不均衡を知らせてくれる先導的な企業でもある。

 オバマ氏が大統領の時代、彼はスターバックスの創業者であるシュルツ氏をアメリカの消費者のことについて尋ねるべく呼び出したことがある。スターバックスで上がってくる1日4回の報告は労働局の統計より、ずっとセンシティブなものだった。

 先週、そのスターバックスが重要な発表をした。その結果、株価が急降下したのだが、このところ続いていた年10%の利益成長は、来年は難しいというのだ。トランプ減税の恩恵が切れるためだ。同時に2020年に予定していた20億ドルの自社株買いを今年に前倒しする。

 自社株買いを株価を支えるために利用するのは、特段珍しいことではない。

 https://www.ft.com/content/ba844b64-cfce-11e9-99a4-b5ded7a7fe3f