夜半に雨が降ったようだ。路面が濡れている。
米国のダウ株価が大きく下落した。800ポイント以上の下落。ここ数か月でもっとも大きな下落である。
今回の下落は7か月ぶりの大きさである。見落とされていたテクノロジー株の急成長に見直しが入ったものだ。2016年以降、第4四半期の始まりはあまり良くない。米国株は世界の株式市場の中でアウトパフォームしており、できるだけ早くその修正が入るべきだったのが、このタイミングで入った格好だ。
テクノロジー株のうち、アップルは4・6%の下落、アマゾンは6・2%、ネットフリックスは8・4%下落した。
資金はテクノロジー関連株から、公益企業などいわゆる安全株へ移っている。米国債金利の上昇とFedの金融引き締めが続くとの見通しからだ。
まだ投資家は景気後退が視界には入っていないとみているが、それ以外に投資家を神経質にさせる警告も鳴っている。最近の指標では住宅と自動車販売に減速のサインが出ているのだ。そして、もっとも注目は米国と中国の貿易戦争がますます激化しそうなことだ。
株安を加速している悪材料の一つは、企業の自社株買いが細っていることだ。
https://www.wsj.com/articles/quickening-retreat-from-tech-sinks-market-1539199786
トランプ大統領がFed批判を始めた。利上げが株安を招いているとの主張である。
トランプ大統領は、Fedが短期金利について狂っている、と批判した。Fedは間違いを犯している。金利はあまりに引き締めすぎだ。Fedはくるっている。トランプ氏はそう述べた。