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OPECとロシアが公式な協定を結ぶことを検討している。
サウジアラビアとアラブ湾岸諸国は、ロシアに主導される10か国とパートナー協定を結ぶことを支持している。狙いは国際石油市場のコントロールだ。これによってOPECそのものが大きく転換する可能性がある。
もし新協定が成立すれば、原油価格の下限を下支えすることになりそうだ。米国のトランプ大統領は原油価格を安くするよう圧力をかけており、米国産シェールオイルの供給圧力も高まっている。
ロシアとの公式協定案はOPEC側から持ち出された。近年、OPECとロシア主導のグループは共同して動くことが増えていた。
こうした動きに対し、イランをはじめとするグループは緊密な協定に反対している。というのも、新グループがサウジとロシアに牛耳られてしまうからだ。
OPECとロシアの話し合いは2月18日にウィーンで予定されている。そして、4月に双方の代表が会うときに最終的な合意に達することを見通している。
もし何らかの合意が得られれば、サウジにとって財政が均衡する約60ドルに価格が持ち上がる可能性がある。こうした動きに米国は強い関心を寄せている。
https://www.wsj.com/articles/opec-pursues-formal-pact-with-russia-11549394604