英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

NAFTA交渉の進展

 晴れ。今日も猛烈に暑い。
 米国とメキシコとの間で行われていたNAFTAの再交渉の障壁が取り払われた。米国とメキシコは間もなく、NAFTA再交渉を食い止める主要な問題について、二国間合意に達しそうだ。次第にカナダも含め、取引を完了させるハードルが取り払われつつある。
 トランプ政権の高官とメキシコ政府のカウンターパートが、いくつかの産業を解決条項から除外する提案について議論を進めている。交渉には自動車生産においてローカル部品をどこまで含めるかや自動車生産の労働コストについての議論も含まれている。自動車関連の議論は進展している、と関係者は証言している。
 トランプ大統領はツイートで、我々のメキシコとの関係は時間が経過するごとに親しくなっている、と述べた。土曜日朝のツイートだ。メキシコとの大きな貿易合意が間もなく成立する、とも述べている。
 昨年から3か国で行われているNAFTA交渉の一つの重大なポイントは、企業の海外投資が他国政府から不公平に扱われていると感じたときに、国際紛争処理機関に訴え出ることができる、ISDS条項をNAFTAあら取り去るか、弱めるかどうかだ。ワシントンはこの条項を弱体化させるか、取り去ることを求めている。米国は紛争処理機関は国家主権を犯す、と主張sているが、多くの米国企業は政府に対し、この条項を残すよう圧力をかけている。そうしないと、国際的な投資が保護されないからだ。メキシコとカナダもこの条項を残すことを支持している。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-mexico-close-to-resolving-issues-holding-up-nafta-talks-1535214739?mod=hp_lead_pos1