英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ドナルドに忠誠を

 エコノミスト最新号より。なかなか面白い分析である。
 すべての大統領は、共和党であれ、民主党であれ、自分の政党をより自身のイメージに近い形に作り替えようと試みる。トランプ氏は過去の大統領の多くよりも、そのことに成功してきた。
 最初のころから、トランプ氏に魅せられた有権者は、議会の共和党議員よりもトランプ氏のことを受け入れてきた。大統領に就任して15か月が経過し、トランプ氏はすっかり共和党のオーナーになった。これは過去ワシントンにいた政治家の誰も達成できなかった偉業である。
 トランプ氏の共和党支配の原則は忠誠である。その忠誠は理想やビジョン、法制上のプログラムなどではなく、ただ一人の男、つまりトランプ氏自身に対する忠誠を求めている。これは米国史上なかったことであり、危険なことである。
 https://www.economist.com/news/leaders/21740741-dangerous-republican-party-organised-around-one-man