英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米中会談

 晴れ。春めいてきた。
 米国のティラーソン国務長官が訪中し、王外務大臣と会談した。北朝鮮との緊張をめぐり、中国と良好な対話を行った。週末のトップ会談を前に、外務大臣同時の話し合いはスムーズだった。
 ティラーソン氏はソウルを経由して北京に到着した。中国は北朝鮮との直接対話を推奨しているが、それは排除し、より厳しい制裁と軍事行動も辞さない選択肢を挙げている。
 ティラーソン氏の訪中前に、大統領であるトランプ氏は、中国の首脳陣たちを敵に回すようなリスクを冒していた。北朝鮮の核開発プログラムを取りやめるよう、十分な行動をとっていないと批判したのだ。中国の王外務大臣と会談した後に行った共同記者会見において、ティラーソン氏はトランプ氏のツイートについて言及しなかった。
 週末の習主席との会談を控え、王外務大臣との会合で、北朝鮮との緊張は危険なレベルに到達しているとの意見で合意した。
 https://www.wsj.com/articles/tillerson-treads-a-fine-line-in-china-talks-amid-north-korea-tensions-1489847417
 今週末はG20会合も開催された。しかし、保護主義を拒否するような文言で財務大臣たちは合意することはできなかった。
 週末の会合はドイツのバーデン・バーデンで開かれた。トランプ政権の求めるアメリカ第一主義政策が世界的な貿易戦争に火をつけることになりうるという恐れを煽り、米国のムニューシン財務長官は財務大臣らによる保護主義を否定する強調行動を拒否した。
 20カ国の先進国の財務大臣中央銀行総裁らは手詰まり状態に追い込まれた。
 「たしかにG20が作成したコミュニケの中で最善のものであるとは言えない」と欧州代表は述べた。
 https://www.wsj.com/articles/protectionism-not-mentioned-in-draft-g20-communique-delegation-official-says-1489847157