英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

リバウンド株価

 快晴。
 一昨日の株価下落から、昨日は大幅に回復。ダウは2・3%高で引けた。この日の取引は1200ポイントの幅で上下した。株式市場にボラティリティが戻ってきたが、その中で投資家は何とかペースを保とうともがいていた。東京市場からマドリードまで、株式市場の指数は激しく揺さぶられた。
 投資初心者の個人投資家の中には、割安な値段で株式を取得できる機会であると、買いに走る動きもあった。
 https://www.wsj.com/articles/stocks-in-asia-follow-the-dow-lower-1517876595
 FRB新議長に就任したパウウェル氏。議長として波乱のスタートとなったが、イエレン前議長の敷いた路線を変えるつもりはないようだ。
 パウウェル氏は議長就任の初日、株式市場から手洗い洗礼を受けた。しかし、世界中に広がった株式の売りは金融政策の道筋を変えさせるほどの力は持っていない。
 資産価格が急落したことにより、企業や消費者のセンチメントが停滞するかもしれないという懸念がある。マーケットは引き続き成長をサポートしていることを示している。
 株式相場が月曜日に下落した後、トレーダーたちは3月の利上げの可能性をわずかに低下させた。69%の確率で利上げに踏み切るとみられている。しかし、アナリストらは、米国経済の見通しはFRBに3度の利上げを続けさせるほど十分に力強いことを強調している。ゴールドマンサックスのアナリストは3回ではなく4回の利上げ可能性があるとしている。
 今回の株価修正は実態経済を直撃するほどのものではない、という見方もある。ただ、FRB議長が就任したばかりで、かつ空席も多いため、マーケットについて彼らがどう反応するのか不確実性がある、という。
 ムニューシン財務長官は火曜日の朝、下院金融委員会で楽観的な見通しを述べようとした。株価はトランプ大統領の就任時よりも依然として高い水準であり、今回の乱高下は市場がむしろ機能している証である、と発言した。
 FRBスタッフは昨年7月、資産価格が割高であることに公式に警告を発した。しかしその一方で、金融危機後の改革によって金融システムは強靭になったとも述べている。
 https://www.ft.com/content/959b102e-0b5a-11e8-8eb7-42f857ea9f09