曇り。また雨の模様である。9月後半以降、天気はどうもすっきりしない。
OPECが減産の必要性があることで合意した。11月にレポートを出したあと、具体的な減産計画を確定する。原油価格はこのニュースに反応し、上昇している。一時1バレル49ドルをつけた。
会合はアルジェリアで開かれた。正確に言うと、原油生産を減らすことが価格を押し上げるうえで必要であるという点について理解に達した。そのようにイランの石油大臣が述べた。
しかし、最終案は11月の会合まで待つ必要がある。
アルジェリアの首都で開かれた会議は4時間半に及び、ようやくコンセンサスに至った。OPECのメンバー国は現在14カ国で、世界の3分の1の生産量を占めている。
OPECは減産の規模として、日量3250万バレルから3300万バレルの間で調整することを提案した。イランのザンガネ石油大臣の発言だ。
しかし、正確にどのくらい減産が達成されたのか確認するのは難しい。ザンガネ大臣によると、OEPCでは加盟国がどのくらい生産量を削減するかを決め、次回のウィーンで開かれる会合で報告するという。
加盟国の間でも減産に対する姿勢は大きく異なる。イランやリビア、ナイジェリアは積極的に生産量を増やそうとしている。一方、ベネズエラやアルジェリアは減産によって収入が減らす余裕はない。サウジは歴史的なレベルの生産を続けている。しかし、今年の秋以降、減産するのではないかとみられている。
さらに、今回の会合では世界最大の原油生産国であるロシアが参加しなかった。ロシアはメンバー国ではないが、OEPCの会合に深く関わっている。関係者によると、近く非参加国の間でも減産が議論されるという。
低油価は消費者にとってメリットをもたらしたが、何万人もの石油産業の雇用を奪った。これが米国経済のおもしになっている。
サウジをはじめとする石油生産国が低い油価に甘んじているのは、米国のシェール生産者を追い出す狙いもあった。しかし、意外とシェール生産事業者は強靭だった。
http://www.wsj.com/articles/opec-reaches-understanding-on-output-cut-1475089079