米国経済の減速のサインがともり始めている。
経済の減速は、株式市場にとって大きなインプリケーションをもたらす。それはFedやトランプ氏にとってもそうだ。
米国商務省は金曜日にGDP統計を発表した。第3四半期の成長率は年率で3・5%成長となった。第2四半期は4・2%成長だったのに対して減速したが、過去10年間においてここ6か月は最良の成長率の一つを記録した。
しかし、民間アナリストやFedは、経済の減速が近づいていると述べている。2019年の第1四半期は2・5%成長、第2四半期は2・3%成長が予想されている。
バークレイズのアナリストは、米国の成長はピークに達した、と述べている。ただ、ほとんどのエコノミストはリセッションが近づいているとはみていない。
今年の成長のけん引役になっているのは2つある。消費と政府支出だ。しかし、この2つは今後数か月で減速が見込まれている。減税による消費活性化は今後は期待できない。
民間設備投資をホワイトハウスは期待しているようだが、今後は減速が予測される。中国との貿易戦争が経営者らに、今後新プロジェクトのために積極的に投資をする意欲を失わせている。