薄曇り。すっきりしない天気が続く。
サウジ人ジャーナリスト問題の続報。サウジ政府は、誤って殺害されたと公表するつもりだという。取り調べの最中に誤って、乱暴な捜査員がカショギ氏を殺害したのだという。事実上、殺人を認めた格好だ。
米国との関係をかき乱す直接の責任を回避するため、サウジ王室を守る言い訳である。
トランプ氏に対するサウジ政府のとりあえずの説明は、トランプ氏を満足させるものだったようだ。ただ、サウジ政府の声明がいつ公表されるか不透明であり、コメントの中身も最終化されていない。
トランプ氏は月曜日朝、サルマン国王と20分間、電話で話し合った。そして、国王はジャーナリストの行方不明について知らないと固く述べたという。サウジ政府のあずかり知らないところで、活動員が暴走した、というシナリオを描きたいようだ。大統領はポンペオ国務長官を派遣する。
82歳のサルマン国王だが、息子のムハマド・ビン・サルマン皇太子が次期トップに就く。そして国内外で反対派を標的にしたキャンペーンを行っている。
JPモルガンのダイモンCEOやブラックロックのラリー・フィンク、ブラックストーンのシュワルツマン氏もサウジの会議に出席するのを見合わせた。