英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

そして誰もいなくなった

 ロシアのプーチン大統領の政敵は全員死亡した、という恐ろしい記事。

 一人でロンドン南の屋敷に住んでいた富裕なロシア人が今年3月、死んでいるのが見つかった。ロシアの旗艦航空会社、アエロフロートの財務担当役員だったが、彼はロンドンの裁判所で裁判の準備中だった。ロシア当局からの訴追に対し、無罪を訴えていた。

 母国のロシアでは、彼は同性愛の果てに亡くなったと報じられた。しかし、英国の警察は殺人容疑で捜査を進めている。8月になり、死亡した晩に黒いバンが自宅近くを通るのが撮影されていた。この死は、ロシア移住者のコミュニティに強いメッセージを送った。

 ロシアの民営化の過程で巨額の富を得た、権力を持つロシア人の一人が3月に死亡したGlushkov氏だった。プーチン氏に疎まれ、3人のこうした富裕なロシア人はロンドンに逃げた。そのうちのリーダー格であるBerezovsky氏は2013年に風呂場で首をつって死んでいるのが見つかった。当初は自殺とされたが、捜査当局は見直しを進めている。

 https://www.wsj.com/articles/a-trio-of-wealthy-russians-made-an-enemy-of-putin-now-theyre-all-dead-1539181416?mod=hp_lead_pos6