フィッシャー副議長が退任を表明した。イエレンの力強い同僚が去る。個人的な理由だという。10月中旬に辞任する。
来年以降のFedの金融政策について、不透明さが一層出てきた。
フィッシャー副議長は73歳。尊敬を集めるエコノミストであり、中央銀行家である。
副議長はイエレン議長のもっとも近い同僚であり、来年2月に任期が切れる予定だった。FRB理事はこれで4つの空席ができる。
コーン氏がFRB議長として有力視されていたが、シャーロッツビルの事件後、その可能性は大きく低下したとされている。
大統領はそれ以外に有力な後任候補の具体的な名前を口にしていないが、大きく2つのグループに別れる。一つは保守派エコノミストでテイラー教授らだ。もう一つは、学界以外のビジネスマンで、パウウェル元理事やウォルシュ元理事らだ。
https://www.wsj.com/articles/fed-vice-chairman-stanley-fischer-to-step-down-1504709270