7月のネタニヤフ首相の訪問を前に、ハンガリーにおける反ユダヤ主義への関心が高まっている。
突然、億万長者の投資家、ジョージ・ソロス氏のポスターが街中のあちこちで見かけるようになった。政敵をメディアを使って追い詰めるハンガリーのオルバン首相は、ソロス氏のポスターを使って、反ユダヤ主義の主張を展開しようとしている。
ソロス氏はブタペスト生まれで、ハンガリーの強硬な難民政策を批判している。そして、86歳になるソロス氏はホロコーストを生きのびた人物でもある。
ソロス氏のポスターは、反ユダヤ主義の感情を呼び起こすものである、と批判者はいる。ハンガリーのユダヤ人団体は今週、政府によるキャンペーンをやめるべきだと訴えた。
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