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メイ後任最有力は離脱強硬派

 快晴。

 イギリスのメイ首相が保守党党首を辞任した。後任には離脱強硬派のボリス・ジョンソン氏らの名前が取りざたされている。

 メイ首相が党首を辞任したことで、後任選びのレースの号砲が鳴った。候補として有力なのは、ボリス・ジョンソン氏である。

 ジョンソン氏は前外務大臣で、数十人いるメイ後継の中で先頭に立っている。彼のブレグジットに関する姿勢や多彩な公的経歴が、他の草の根の候補者よりも魅力的に見せている。

 ジョンソン氏は昨年、メイ内閣を大臣としてブレグジット政策をめぐって議論をした挙句、辞任した。そして、英国は欧州連合を取引なしに離脱して何ら恐れることはない、と主張していた。

 ジョンソン氏は54歳で、ロンドン市長を務めた。北京五輪ユニオンジャックの旗を振ったり、トランプ氏から非常に才能ある男、と褒められたりした。

 しかし、だれがメイ氏の後継者であっても、保守党内の意見の相違や議会において過半数を占めていないという条件を引き継ぐことになる。メイ氏同様、ブレグジットの解決が次期首相の最大の課題となる。

 保守党党首選びは2つのプロセスから成る。最初に2人の候補者を選び、次に12万4,000人の党員がのこった2人のうち、どちらが適任かを選ぶ。ジョンソン氏が最後の2人に残れば、彼の勝利は有望だと見られている。

 https://www.wsj.com/articles/in-race-to-succeed-theresa-may-brexit-hardliners-lead-field-11558698790?mod=hp_lead_pos1