英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トランプの楽観主義

 昨夕から雨。
 米国はダウ株価指数が急上昇。303ポイント上昇し、2万1000ドルを初めて超えた。トランプ氏が議会演説で楽観的なトーンを示したこと、そして、Fed幹部が利上げを示唆したことが株価上昇を促した。
 11月以降、株価は上昇を続けている。1万9000、2万と続き、今や2万1000ドルとなった。減税や帰省緩和、財政支出の拡大といったトランプ氏の政策に対する熱狂は、株価を押し上げている。
 ダウ指数押し上げの最大の貢献者はアップル株だ。
 https://www.wsj.com/articles/global-markets-higher-ahead-of-trump-address-1488332430
 世界中でインフレが加速し始めたという記事。エネルギー価格の上昇がインフレ率を押し上げている。
 米国ではFedが好むインフレ指標は年率2%のターゲットに近づいている。5年ぶりのことだ。原材料価格は12ヶ月連続で上昇している。
 ドイツのインフレも上昇している。2月のインフレ率は2・2%。4年半ぶりに高い水準だ。ユーロ圏19カ国のインフレ率は2%を超えたとみられる。日本においては、2月のインフレ率は1月より上昇し、プラス圏になったと予想されている。
 インフレはそれ自体は良いものではない。家計の購買力を奪い、貯蓄の購買力も奪うからだ。しかし、数年続くと、低インフレは世界的な需要の弱さを示すサインだとみなし、資源の活用が不十分になり、インフレ目標達成の失敗を示すものだと考えられる。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-inflation-closest-to-feds-2-target-since-2012-1488375213