英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国株の大暴落

 曇り。

 米国株は大きく下げた。コロナ対応の初期である2020年6月以来の下げを演じている。震源地はインフレ指標である。

 投資家の見立てでは、Fedはよりタカ派的な行動をとるとみられており、株価も債券価格も下がった。

 米国の8月のインフレ率の数字は予想以上に高い結果となった。その結果、S&P500指数は4.3%も下落。2020年6月以来の最悪の日になった。ナスダックは5.2%の下落であった。

 短期国債の利回りも上昇し、15年ぶりの高い水準となった。アメリカ株の下落を受け、アジア株もつれ安となった。香港のハンセン指数は2%下落。日本のTOPIXは1.7%下げた。中国、オーストラリアも安値となった。

 インフレ圧力の高まりはFedにとって一層強い圧力となってのしかかっている。Fedはこのほど、上昇が止まらないインフレに対し、持てる力のすべてを出すと約束していた。この約束を受け止めた市場は経済がハードディングするのではないかという懸念を抱いている。

 https://www.ft.com/content/96bb6e37-9116-47d9-98f3-5cee3e9c7c09

 高インフレの波紋。WSJより。

 https://www.wsj.com/articles/global-stocks-markets-dow-update-09-13-2022-11663065625

 インフレ率について。食料とエネルギーを除くインフレ率は急激に上昇している。幅広い分野で値上げ圧力が高まっていることをうかがわせる結果になっている。

 1年前と比べて、消費者物価指数は大きく上昇した。

 https://www.wsj.com/articles/us-inflation-august-2022-consumer-price-index-11663017630?mod=article_inline