英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

大統領選への疑義

 曇り空。週の初めから冴えない天気である。
 米国大統領選の余波である。3つの州で投票を再集計する動きがある。トランプ陣営はその動きを批判している。
 再集計される見通しなのは、ウィスコンシンとミシガン、ペンシルバニアの3州。ウィスコンシン選挙管理委員会は月曜日に会合を開き、緑の党のジル・スタイン氏が成功裏に書類仕事を提出するのなら、再集計の日程を認める方針だ。ペンシルバニアでは、スタイン氏のキャンペーンは大規模な組織的ハードルに阻まれている。
 こうした動きに対し、トランプ氏はツイッターで日曜日にこうした主張を退けた。ヒラリー氏は獲得票数で200万票ほどトランプ氏を上回っており、それがおかしいとの主張に反論する格好だ。
 http://www.wsj.com/articles/trump-and-his-team-attack-attempts-to-recount-ballots-in-three-states-1480268403
 少しずつ、トランプ氏当選のインパクトが現れ始めている。少し冷静になって考えてみる必要がある。
 一つは、グローバルな金融関係の国際組織の問題だ。トランプ氏は選後70年にわたる米国主導の国際秩序を変えようとしている。経済外交分野においてもそうだ。具体的にはWTOIMFといった国際組織だ。
 http://blogs.wsj.com/economics/2016/11/25/economists-brace-for-a-donald-trump-rewrite-of-global-financial-diplomacy/