雨の予報だったのに、朝は晴れ間が広がる。
2日間にわたるFOMCが終わった。12月利上げについて、新しいシグナルを送った。利上げの可能性が強まり続けている、と述べた。
インフレ率は最終的には、Fed幹部の望んでいているような方向で推移しているようだ。その結果、来月の利上げの可能性が高まっている。水曜日のFOMCにおいて、FOMCメンバーたちは政策金利を変更しなかったが、12月会合で動くことを示唆する新たなメッセージを送った。
声明文において、インフレ率は「今年初め以降、いくぶん増加している」と述べた。同時にいくつかの投資家のインフレ期待が「低いながらも上向いている」と指摘している。
さらに、利上げ前に経済の進展に関する「いくつかのより確実な証拠」が欲しいとしている。市場のエコノミストの一人は、トランプ候補のようなイベントリスクや地政学的リスクがなければ、12月利上げとなりそうだ、という。
http://www.wsj.com/articles/fed-sends-new-signals-about-a-possible-december-rate-increase-1478109738
Duy教授のFedWatch。Fedはまだ傍観中という。
事前に予想されたとおり、Fedは今月、利上げを見送った。声明文そのものは大きく変化していない。近い将来におけるインフレ率の見通しは改善し、9月のそれよりも進展した。
注目点は、状況は正しい方向に向かっているが、Fedは依然として今以上の証拠を求めている。
12月利上げを狂わせる要素はなにか。グレッグ・イップはWSJでトランプの勝利を挙げている。
この予想に同意する。この予想は当たりそうにないが。雇用統計で新規雇用者数が10万人に近い数字に減速することも、利上げ見送りの可能性にある。12月利上げの決定までに2回、雇用統計の発表の機会がある。
11月の雇用統計は事前予想によると、14・7万人の増加である。
http://economistsview.typepad.com/timduy/2016/11/fed-remains-on-the-sidelines.html