英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

FOMCの楽観論

 晴れ。
 FOMCが開催された。政策金利は据え置き。経済は力強く成長していると評価した。経済については高い評価をくだしている。次回の会合では利上げの可能性を示唆している。
 Fedは繰り返し、経済は力強いと声明文で強調した。経済や労働市場を表現するのに、ストロング、という言葉を6回も使った。
 第二四半期の経済は4・1%成長だった。2014年以降でもっとも高い成長率である。ただ、この春や夏のFOMCでもっとも議論の的となったのは、来年にかけての2年間でどの程度利上げを進める必要があるかである。
 6月の会合で、Fedは今年あと2回の利上げと来年3回の利上げの絵を描いた。もしこの通りに実現すれば、ベンチマークとなる金利は3%を超えることになる。幹部らはこのレベルまで金利が上昇すれば、経済成長に効果的にブレーキをかけることができると推計している。
 先物市場のトレーダーらは、このFedの見通しにおおむね合意している。水曜日時点での先物市場の予想では9月利上げが90%、12月利上げが70%の確率となっている。
 中央銀行にとっての課題は、経済が過熱せず、かつリセッションに陥らないような水準に借入コストを引き上げることだ。
 食品とエネルギーを除いた物価指数は1・9%で推移している。
 https://www.wsj.com/articles/federal-reserve-holds-rates-steady-says-economy-is-strong-1533146518