英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トルコとドイツ

 エコノミスト誌より。
 ある風刺作家が、トルコのエルドガン大統領を性的にからかう風刺画を何度か掲載していた。しかし、それがトルコとドイツの間で外交問題に発展していた。2007年にはメルケル首相がトルコが欧州連合に加盟することをに反対することも起きた。
 トルコのエルドガン体制はますます専制的になっており、メルケル首相は反対者や報道機関を抱きこんでいると、彼をたびたび非難していた。しかし、2015年に多くの難民がトルコを経由してEUに入り込むようになると、突然メルケル首相はエルドガン大統領の助けを必要とした。
 その結果、EUは先月、トルコに対し取引を行うことになった。ギリシャから難民を送還し、難民に付け込む人買い業者を撲滅する代わりに、トルコは数十億ユーロの援助金を受け取り、EU加盟に関する話し合いも開始されることになった。トルコの市民は欧州にビザなしで旅行できるようになる。メルケル首相はいまやエルドガン大統領を批判しにくくなった。
 トルコ政府はこの数週間、ドイツ大使を3回ほど呼び出している。一つは3月17日にドイツのテレビで放映された、温和な形ではあるが、エルドガン大統領について歌った風刺的な歌のことだ。もし、ドイツ政府が訴追を決めれば、冒頭の風刺作家は3年の刑に課せられることになる。
 http://www.economist.com/news/europe/21696903-german-satire-and-turkeys-thin-skinned-president-turkey-tries-have-german-comedian-locked
 米国の南部州における共和党員たちが怒っている。根本的なところで、そして、おそらく彼らがこれまで戦ってきた価値を駄目にすることに対して。
 ジョージア州州知事に影響力を及ぼす伝統的な方法は、インサイダー氏によると、電力会社か大手銀行の幹部に協力を要請することだという。
 http://www.economist.com/news/united-states/21696930-republicans-southern-statehouses-are-angryfundamentally-perhaps-about-waning