朝から小雨である。
IMFの幹部の電話協議の内容が漏れ出し、ギリシャと債権者団の間が依然としてねじれを抱えていることを浮き彫りにしている。今年の夏、ギリシャの救済プログラムをめぐって、もう一段のドラマがありそうだ。
具体的には3月19日に、ワシントンのIMF幹部とアテネとの間で電話協議が行われた文字起こしが、ウィキリークスのウェブサイトに公表された。それを読むと、いかにIMF幹部がドイツと他のユーロ圏諸国を説得するのに苦労しているかが分かる。IMFとしては、ギリシャに債務免除を与え、より容易な財政目標を与えることが必要だと考えている。
電話協議ではIMFの欧州局トップが、メルケル首相に夏までに選択をさせるか、議論している。
ドイツにギリシャ救済の難しさに直面させようというIMFの願望は、目新しいものではない。
ギリシャのチプラス首相は土曜日にラガルド専務理事に所管を送り、漏洩したIMF幹部の考えがIMFの公式見解なのか尋ねている。
http://www.wsj.com/articles/leaked-call-shows-continued-strains-between-greece-and-its-creditors-1459617458
これがウィキリークスに公表されたトランスクリプトである。
https://wikileaks.org/imf-internal-20160319/transcript/page-1.html