英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ギリシャ救済

 曇り。今日は天気が崩れそう。
 久しぶりのギリシャ。ドイツを中心とするEUとIMFが水曜日、ギリシャ問題で協議した。少しの前進ではあるが、難局が打開された。主な打開案はIMFが原則として、今年新たなローンを供与することで合意した。その代わり、ドイツや他のユーロ諸国はもし必要であれば、2018年に救済ローンの再構築を約束する。これはIMFにとって不満の残る約束だが、IMFの担当者は記者会見で、「IMFは交渉にまだ乗っていない」と述べた。
 ユーロ圏諸国は、IMFに対し、2018年にどんな準備が必要か、告げる必要がある。
 しかし、ドイツのショイブレ財務大臣IMFのトムセン氏の警告を「新たなIMFのローンを供与することが確認された」として退けた。
 こうしたIMFとユーロ圏側の見解の違いは、今後数か月のうちにやってくる交渉の困難さを暗示する。
 ユーロ圏側がギリシャの利払いの水準を現行のように低水準で据え置くなら、IMFの貸付に影響してくる。こうした交渉は2017年に行われるドイツの選挙に近い時期に決定される可能性がある。選挙が近いほど、メルケル首相は保守派議員や有権者の怒りを呼び起こしそうな決定をしたがらなくなるだろう。
 http://www.wsj.com/articles/deal-between-greek-creditors-doesnt-end-saga-1464195986
 原油価格がじりじりと高くなっている。予想よりも米国の原油在庫が減少していることが一因だ。しかし、原油需要は減少している。
 水曜日に米国の原油価格は今年の最高値をつけた。エネルギー省が原油在庫と生産の減少を公表したからだ。
 http://www.wsj.com/articles/oil-at-seven-month-high-as-u-s-stockpiles-drop-1464168624